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はじめに

現在、我が国は、第3期「科学技術基本計画」(平成18年3月28日閣議決定)の下に、「科学技術創造立国」を目指して諸施策を実施している。

同基本計画においては、「抜本的な科学技術システム改革」が求められており、その中で2010年に世界最高水準を目指してデータベースを含む「知的基盤の戦略的な重点整備」を進めることとされている。同基本計画に基づき、総合科学技術会議が策定したライフサイエンス分野の推進戦略では、戦略重点科学技術の一つとして「世界最高水準のライフサイエンス基盤整備」が掲げられている。

生命情報の統合化データベースはライフサイエンス研究を支える基盤であり、その整備を進めるために必要な戦略の検討と技術開発を行なうため、文部科学省では平成18年度より「ライフサイエンス分野の統合データベース整備事業」(以降、「統合データベースプロジェクト」)を推進している。

平成20年度は、プロジェクト開始から3年目にあたることから、本プロジェクトに係る中間評価を実施し、本報告書をとりまとめた。

一方、総合科学技術会議「生命科学の基礎・基盤」連携施策群(平成17年度及び18年度は「ポストゲノム連携施策群」に相当)においては、同基本計画における分野別推進戦略(ライフサイエンス分野)の戦略重点科学技術の中で、関係府省間の連携を強化して研究体制の構築を行う課題のうち、統合的なデータベース整備に向けた研究開発は、他の研究領域の最も基盤となるものと位置づけて推進している。その一部は、統合的なデータベースの整備に向けた研究を補完的課題として公募・採択(課題名:「生命科学データベース統合に関する調査研究」、研究代表者:大久保公策教授(国立遺伝学研究所)、平成17年度~平成19年度)が行われた。本調査報告を受けて、今後具体的な制度設計やロードマップ等について平成20年度末を目途に取りまとめ、データベース整備を推進して行く予定である。

本統合データベースプロジェクトは、同連携施策群の施策と密接に連携して進めてきたものであり、関係府省と共に引き続き連携をとって進めて行くところである。